美少女型着ぐるみに欠かせないのが、体型補正です。

バスト補正

 バスト補正といっても単純に胸を膨らませるだけですが、一つ気を付けなければならないことがありまして「男性は女性よりもアバラ骨が2つ多い」という説明しています(もちろん実際には骨は同じ数ですが覚えやすいたとえとして)。

 女性にはくびれがあるけど男性にはくびれがなく、アンダーバストが一回り二回りも違いがあります。それに考慮した胸の大きさを用意する必要があり、最低Eカップ以上は欲しいところです。これで下手に小さな胸を付けてしまうと、単純に胸板が厚い"漢"になってしまう恐れがあります。

 もちろん経験者の中には小さな胸でもきれいな補正を実現できる人もいます。あくまでも手練れの話ですので、初心者の方は最初は大きくしておいてその後経験を積んでから小さい胸を挑戦したほうがよいかもしれません。

つけられるバストはおおむね2つ。

ウレタンバスト例(右)  ウレタンバスト(右) 

  • (左)シリコンバスト ... amazonで簡単に手に入ります。胸の形としてはもっとも理想的ですが、製品によっては流動性が高い水風船のようなシリコンバストもあり、衝撃で破裂する可能性があるものもあります。また「重い」です。スタジオ撮影向きです。
  • (右)ウレタンバスト ... 当店で販売しているウレタンスポンジでできたバストです。形はシリコンバストに軍配があがりますが、モノがとても軽いため、イベントなどで威力を発揮します。ただし、肌タイツの上に取り付けると少しずつ胸がせりあがってしまうため、肌タイツと地肌の間に取り付けることをお勧めです。

どちらも適材適所になりうるため、これらバストは両方持っておくことをお勧めします。

ヒップ補正

 実はヒップ補正は結構高い技術が必要です。単純にお尻を大きくするだけですと、本人はお尻を大きくしているつもりでも外見からはおむつをしているように見えてしまうため、かえってヒップ補正はしないほうがいいという判断もあります。

 どちらかというと、ヒップ補正はある程度着ぐるみに慣れてから挑戦したほうがいいかもしれません。特にスカート衣装がメインであれば、「パニエ」を使ってスカートを膨らませたほうがよいケースがあります。特にメイド服系であればヒップ補正よりもパニエのほうを意識してください。

 では実際にヒップ補正する場合ですが、ポイントとしてははお尻を盛るのでなく、腰から下のくびれを作ることです。実際のモデルの写真を参考にしますと、、、

ゼンタイバニガ ゼンタイバニガ ゼンタイバニガ

このように、ただお尻を盛るのではなく腰から太ももにかけて盛る必要もあるわけです。

なお盛り方のノウハウについては当店では持ち合わせていませんので、別の有識者にお譲りします。

肌タイツの選び方として

 実は「ゼンタイ」「肌タイ」は規格そのものが異なります。ゼンタイをそのまま肌色にしました、というと胸の部分とお尻の部分の考慮が何も入ってないことになります。胸の部分が適切に施していないと、背中のファスナーに圧力がかかりファスナーの根元が破れる原因になります。

 お尻の部分は直立している状態と座っている状態、体を丸めたときの状態のお尻にかかる圧力の差は非常に激しいです。かなりお尻の部分は余裕持たせないと破れの原因になります。

↑肌タイツのお尻の部分に「マチ」があるかどうか確認することをお勧めします。直立したときはお尻の中に入り込み、座った時に広がるようになっていればOKです。ちなみにマチがない肌タイツでもお尻の部分を大きくとっている肌タイツもありますが、この場合は足の付け根に大きな縫い目が走っているはずです。

 またお尻を盛った場合、背中のファスナーの長さが短いと腰が通過できず、タイツ着用できない事態を招きます。体の大きさにもよりますが、日本人男性標準体型であれば70cmのファスナーの長さが欲しいところです。

 …ちなみに当店では胸の盛りもお尻の盛りもヌードサイズから考慮したうえでの設計で肌タイツを製作しています。そのため、胸やお尻を盛った状態で採寸すると逆に計算が狂いますのでご注意ください。