わっしょいで販売NGにしてるのも

 最近はだいぶキグルミ工房としても「利益を上げたい」企業指向と「趣味の延長として楽しみたい」というサークル指向に分かれ初めてる感覚がしますね。

 サークル指向になくて、企業指向にあるもの、それは「競合」です。生きるか死ぬか、までの命のやり取りまではいかないけど、基本的に生活がかかっているから、どうしてもこの辺はエグイ競争に発展していきます。まだ着ぐるみ業界はそこまでにはなっていないけど、パイがなくなったとき、つまり「頭打ち」という市場需要に差し掛かると、残りは奪い合いという競争に発展するわけです。

 この辺はオイラもリーマン時代、すっかり頭打ちになって、その頭打ちの需要が全体的に下がり、さらにさらにパイの奪い合いの業界をエグイくらい経験しています、、、あの会社これからやっていけるんだろうか、とか。

 もちろん消費者として市場競争は歓迎するべきかもしれません。けど、エグイ競争ってなにも、品質向上だけが競争っていうわけではないわけで、特に法令などいい例だけど様々な足の引っ張り合いは存在していて、息するように訴訟してる現場をおいらの場合、見てきているんですよね。要はそれは消費者が望む競争であるかどうか。なんです。将来予期もしないトコロで二次創作の話まで広がると確実に消費者はワリを食うんじゃないかなぁ…

 

 だばだば

 

 わっしょい0回目のスタートアップの打ち合わせって、なぜかオイラの事務所(五反野アパート)だったんだけど、当店がものすごい強く、真っ先に販売NGって意見だしたのです。

 販売できないと当然時間の余暇が生まれます。しかもわっしょいには二次会もあるから、工房間で雑談する機会は多くなるんです。そうなると自然に、工房同士で意見交換が行われるようになってて、相乗的な技術向上の一役になるようになってきてると思っています。

 実際販売OKな現場だとあからさまに競合の視察というか、実際WFのときに経験したんですが目の前でマスクの分析、3Dスキャン的な撮影も目撃したこともあって、「それやめて」と言ったこともあります。そういう人はそそくさと逃げていくため、あからさまに仲良くなることはゼロです。それと比べると工房内の技術向上としては有意義と考えるのです。

 おいらも、ネットでは絶対でてこないような情報とかも知ることもあったりと、「競合」という関係なら絶対に知ることのなかった人となりも知るようになるわけで。純粋な技術向上の競争です。

 

 ただ、この考えは当然ながらあくまでも当店一己であり、正しいか正しくないかは界隈の判断にゆだねられます。私も将来それに流されることになるでしょうし、それによって当店の舵取りも大きく変わっていきます。

 ウチもまた企業志向であるけど、儲かればなんでもいいという考えは日本では通用しない時代にはなっています。むろんお客様第一で、どうやったらお客様に喜ばれるだろう?、どうやれば売れるだろう?ということは考えなければなりませんが、と同時に競合でありながらもどううまく付き合っていくか、これもまた重要な課題でもあります。

 

 当店は競合とはどうしているか、というとウチでは手に負えない案件があった場合は、私が知っている適切な競合業者へ紹介しています。特に当店の場合はメインが肌タイツですが、マスクもやっているため、難しい案件のマスク依頼も結構あるんでよすね。そのときには当店の肌タイツを支持してくれる競合業者さんにあえてふっています。これが利益追求ならば無理して受ける、か、窓口になって外注するか、あるいはお断りするか、、になるでしょう。実際ケースバイケースですが、無償の紹介というのも悪手ではありません。確かに利益はありませんが、信用の投資です。

 またもう一つ、オイラもマスク製作していますから、こういう情報が欲しい、こういう図が見たいというのがあります。しかしながら、お客さんは1枚絵ですべてが完了、残りは業者さんが何とかしてくれるという感じを持っている方も少なくはありません。そのときにお客さんが当店を選ばず、他業者さんに着ぐるみマスクの依頼する話になったときには「適切な資料のそろえ方」もアドバイスしています。これも当店の利益追求だけでいえば絶対に言わないでしょう。これもまた信用の投資、です。

 ただ、ウチに用はないけど情報を教えてくれ的なメールもいきなり来ちゃうこともあるんで、最低限ウチの肌タイツのお取引は必須にさせていただいています(;´・ω・) さすがにコストの損失とのバランスはありますので...(;´・ω・)