有機溶剤作業主任者技能講習

 着ぐるみ面で頻繁に自作してる人は一度「有機溶剤作業主任者技能講習」は受けといたほうがお勧め。有機溶剤は皮膚浸透、呼吸などで体に入ったときに、「ある臓器」をターゲットにして攻撃する特徴があります。ガンの原因ともいわれるのはそのせい。資格はともかく自分の健康を守るために有機溶剤の取り扱い方について、一通り勉強になります。

 有機溶剤講習で、一番多い事故は何かというと「誤飲」だそうで、吸引、皮膚浸透とは比較にならないほど事故率は高いとのこと。有機溶剤を入れたペットボトルと、スポドリとかの飲み物を一緒にして冷蔵庫に保管してるというパターンが一番事故率が高いそうです。ここの部分だけは結構強めな講習でした。

  特に女性自作者の方は注意が必要で女性労働基準規則が改正されて、例えば密室とかのFRP作業は就業禁止となっています。 もちろん、女性は自作するべきではないという意味ではなく警戒してね、という意図なのでよく調べておいたうえで自作活動することをお勧め。

 

 FRP作業については、こちらの目が見てもやっちゃダメなケース

  1. アパート・マンションとかで密閉された部屋の作業。
  2. お風呂場

 基本的に住宅って小さくても「空気が通る隙間」は必ずあります(逆に全くないとドアがあかない)。なので、隣の部屋の人を巻き添えにする可能性があります。ドアからドアへ、あるいは窓から窓への流れる可能性とかあるかも。とにかく距離が近いのが問題。お風呂場は排気口のダクトから漏れて意図しない方向に漏れてしまうことです。FRP作業はそれなりの設備がいるため、設備がない場合は屋外で作業すればOK。

 あやめ商店での作業場所はカネかけてリフォームしているので、スチレン濃度は一番濃い場所は2ppm。間接的な作業場所外は1pmm以下。さらに作業するときはガスマスクつけてるので安全にはめちゃくちゃ気を付けています。スチレンの作業限界許容濃度は20ppmなので、一般作業場所と比べて1/10以下に抑え込んでいます。なので、冬はめちゃくちゃ寒く、夏はめちゃくちゃ暑く、エアコンがほとんど効かず結構ガテン系の仕事でもあります。うう。オフィスワークがうらやましい。

 

ちなみに、納品後のマスクの濃度も調べてました。

  • 完成品のマスクを1週間密閉。
  • マスクの裏側からの濃度、いわゆるスチレン漏れも調べたところ計測限界点以下でした。

当店のFRPマスクおいては硬化不良をさせず、確実に固めることでスチレンを検出させていません。